” 国際ボランティアの活動を通じて得たものは将来どのように生きてくると考えますか。”

この問いを聞いたとき、自分としてはこう言うかななんて考えました。


「国際ボランティアを通してというか、国際ボランティアのサークルのMusterPeaceに入ったっていうきっかけがあったからこそ得たものが大きい。いろんな考えを持った人たちと会えたこと、日本で生活してたら自分の目で見れなかった世界、そこに入ったからこそできた人との繋がりへの感謝が、将来の人とのつながりかたなどに派生してくのではないかなと思う。」

個人的に実生活の中では「国際ボランティアを通して得たこと」より「国際ボランティアに関わることを選んでから派生して得たこと」っていうのが多いと思う。(負けずに海外建築ボランティアから得たことも多いけど)国際ボランティアっていうのは得たことのきっかけをつくってくれたもの。

他のサークルでももしかしたらつながりとか得られたかもしれないけど、人生は一回だしそんなの分かんない。他のサークルじゃなく国際ボランティアっていうサークルを選んだからこそ今の人生があるっていうのをよく感じます。

もともと国際ボランティアのサークルを選んだのは偶然。成り行き。海外に行ってみたくて、でも誰かを助ける?みたいな+αのことができるならそれは面白そうだなー、普通ではできないよなーみたいなそんな考えで入ったのがきっかけ。最初から入るつもりだったわけじゃないです。


まずは人との繋がり。1回生から3回生まで、ものすごい数の人と出会いました。
高校の時とは比べ物にならない数。Facebookの友人数が354人いるけど、もうほとんどが大学入ってからの知り合い。ほとんどがサークルに入ってからつながった人たち。多分このサークルに入ってなかったら知り合わなかっただろうなーっていう人も結構いるし、知りあえてほんとうに良かったなーっていう人ばっかり。そういう人達と会ってほんとに多様性を感じたし、それを受け入れられるようになった。自分と違うから、はいダメー、じゃなくって、ふーんそういう意見もあるのか。みたいな。
JCCの東北派遣で知り合った上回生とかは、東北派遣に行かなかったら話す機会とかなかっただろうし、自分にはなかった視点たくさん持ってて、いろんな分野の興味が広がりました。あとは、同回生。同じ年なのに、自分よりも多くのことを知ってて、多くのことを話してくれる。正直かなわないなーっていう人も結構いて、へこむこともある。下の回生の子らも自分がその年の頃はそんなこと考えてなかったよーっていうこと進んでしてる人が多くてとてもうらやましい。こんないろんな考えを持った人達に囲まれて、自分を受け入れてくれるサークルに入ってよかったなーって正直思う。

一期一会の確率で会った人たちを大切にする。絶対にすべての人とは会うことなんか出来ないんだから偶然出会った人たちに感謝していくことは将来どんな場面でも忘れちゃいけないと感じました。


他には世界の広さを知ったこと。
高校まで国際ボランティアとか、海外とか留学とかなにそれ?みたいな感じだったのに、何にも考えてこなかった自分が1回の夏にインドネシア、2回の夏にカンボジアに行ってるとは思いもよらなかったんじゃないかって思います。そこで見た多くのこどもたち、風景、家、文化が日本とはぜんぜん違うこと、それが日本で住んでいたときから実際に起こっていたこと。全然知らなくて無知だったことに衝撃を受けました。多分、頭ではわかってたんだけど、実際にはどんな感じなのかあまり考えてなかったからかもしれないです。どこかそんなことは実は起きてないんじゃないか、幻想だったんじゃないかっていう思いもあったけど、現実を見て、ああ違った、と思いました。自分たちがこんなにいい生活してるのに、こんな貧しい生活をしている人もいるのかと世界の格差に驚いた。だからといって、自分の生活を必要以上に質素にしようとは思わなかったけど、自分の今の生活は無駄がありすぎるなとか少し生活の視点が変わったように思います。


興味の幅が広くなったこと。自分が国際関連のことについて何か思ったことがなかったし、高校の時は海外?はあ?留学とか絶対に行きたくない!みたいな人だったから結構変わったと思います。他には、メディア関連に興味を持つようになったこと。サークルに入って意識の高い人達に囲まれてて、そういう現状があるっていうのを知ってうろうろしてると意外にほかのところでもそういうのがあったんだ、みたいな。そこからネットとかを使って社会的企業とかNPOの活動、そういったものにも興味が出てきたし、得たことみたいなインプットばっかりじゃだめだと思ってこうやってブログを書いてみたり。こういうの続けてると、書くことがすごい楽しい。自分の思ってることを字に書いて残せるって凄いことだなと思った。見えないモノを見えるようにする。すごいことだし、とっても面白い。



上には上がいて、その上にも上がいて。ぐるぐるして終わりなんかないけど、あまりに上を見すぎて自分を見失ったらおしまいだから自分の出来る範囲でがんばっていこうと思えるようになりました。そして、みんな前を向いて進んでいる。後ろ向きな人がいないのはさすがだなーと思う。そういう精神論やいろんなこともろもろ含め、「MusterPeace」というサークルに入ってよかったことかなーなんて思いました。



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