最近Twitterで話題になっている、「One Voice Campaign」(http://onevoice-campaign.jp/)について思うことを全国の学生100人で書くというオンラインイベントに参加した上でこの記事を書いています!(つらつら書いたので長くなっちゃんですけどよかったら。)

まず、なんやねんそれ!から。(長いけど我慢して読んでください。)


”私たちは、今国会での公職選挙法の一部改正を通して、選挙運動でインターネットが使えるようにすることを目的として集まったグループです。
特定の政党を支持することはせず、ウェブサイトやブログを活用した選挙ができるように、各方面に働きかけていきます。
現在、選挙期間中のインターネットを使った選挙運動は、法律によって禁止されています。
候補者は、ウェブサイトやブログを更新すること、Twitterなどソーシャルネットワーキングサービス(以下、SNS)を利用して有権者と意見交換などのやりとりすることはできません。また、有権者は選挙期間中にリアルタイムに候補者からの声をネットから集めることができません。
議員を選ぶという、もっとも情報が欲しい選挙期間中にインターネット上の情報が制限されてしまうという、おかしな状況です。これは、私たちが正当に候補者を選ぶ権利が阻害されているということです。
また、今回の震災において、被災地から避難して日本各地に仮住まいをする有権者にとっても、ネット選挙運動が解禁されることで、遠方にいながら立候補者の政策をじっくり吟味することが可能となります。
折しも、今年は世界的な選挙の年です。台湾、フィンランド、イエメン、ロシア、フランス、エジプト、メキシコ、インド、アメリカ、韓国などで大統領(総裁)が選ばれます。各国では、インターネットを活用した選挙戦が繰り広げられています。一昨年からの「アラブの春」と呼ばれる中東各国の革命でも、インターネットを通じた民衆の政治参加が体制を動かしました。
日本も、いまの社会にふさわしい選挙のあり方に変えなければなりません。現在、日本国民の約80%がインターネットを利用していると推計されています(※1)。それだけ多くの人に情報を伝えられる手段を、私たちの社会を動かす政治家を選ぶ選挙に使わない手はありません。私たちは、これからの社会をつくる手段の1つとして、公職選挙法の改正、とくに選挙におけるインターネットの利用解禁を強く求めています。”

つまり、「政治×インターネット」を実現させよう、立候補者と自分たちとの選挙時の距離を縮めようってこと。

こっちにもgreenz.jpの記事が載ってるんでぜひ。
日本でもネット選挙運動やろうよ!ネット選挙解禁を目指す「One Voice キャンペーン」がスタート!!

日本て自分の国なのに政治に参加意欲がないというか、他国に目がいっちゃってなかなか自国の政治をおろそかにしているように思います。

このネット選挙解禁!の記事を読んだ時は一瞬、ネットで選挙やるのかと思いました。だから最初読んだときピンと来ませんでした。

”現在、選挙期間中のインターネット利用は事実上、禁止されています。先進国では例を見ない厳しい制限となっています。これを改め、インターネット全般を有権者・候補者が原則自由に使えるようにするなることを意味します。もちろん、TwitterやFacebookといったSNSなどの自由な利用も含まれます。”

一番知りたい時に知ることが出来ない。そんなよくわからない法制度で立候補した人がどう思って立候補したのか、どうしていきたいのかが不透明なまま選挙の日を迎えてしまいます。


これを読んで、「日本人て日本のことあんま知らないよな。」とか言われることを思い出しました。
外国人に「日本のこと教えてよ」って言われても、”寿司”だとか(日本に住んでてもそんなに寿司食べないのに)、”漢字”だとかありきたりなことしか言えなくて、あれ?自分は日本人なのになあーとちょっと悔しくなります。
でも、それを思った束の間、その悔しかったこともすぐ忘れてしまいます。

他の国でもそうなのかもしれないですけど、日本は特にそんな特徴を感じるような気が個人的にします。

もちろんいろんな要因(不況とか)が重なってこんな兆候が出てくると思うけど、何か自分の生活から離れてるなって思って。もっと近くのことで理由ってあるのかなーって歩きながら考えました。(個人的な理由なのであしからずー)

現在、日本での生活の上で日本の文化が表立って突出しているものがなかなか取り上げられなくなったことが原因のひとつにあると思うんです。日本でのいいニュースがなかなか取り上げられず、悪いニュース(悪影響を与えるニュース)が多く報道され、外国のいい面がどんどんピックアップされるからだとも思います。いいことだってあるのに。
最近のニュースで日本は「最もクリエイティブな国」に選ばれたのに。

日本では、今外国の文化を取り入れよう、取り入れようとしている。英語とか、ファッションとか。基本的にファッションブランドのイメージパーソンは外国人(しかも白人)だから、今は小さい頃から外国と日本の文化の違いを教えられ、日本よりも外国の方がいいよねみたいな刷り込みがされてるような気がします。そう言われて育つから日本よりも外国のほうがよく見える。建築様式、ファッション、デザイン。いろんな「イイ」ものがたくさん外国にあるから日本がなかなかピックアップされず、どんどんおいてかれる。メディアの影響で、そこまで急に増えたわけでもないのに、悪いニュースが流れて日本は今どうなってるんだとか悪影響が生まれてくる。それによって比較して日本よりも外国の方が見てるのが楽しくなる。そんな悪循環があるように思えます。

自分の住んでるとこよりも、外国のほうがよく見えるから、そういう不安から”逃避”が起きてしまうんです。一種の逃げ

今日知り合ったルーマニア出身のニュージーランドに住んでて、今英語教師をしている人に話を聞いたら、「私達の国では、自分の国をどうしたいのか本当に考えている。国の選択が自分の今後を決めるから違うと思ったことは本気で反対するし、いいと思ったことは賛成する。」と言っていました。

多分考えようとはしようと思ってるんですよ。奥底では。
この政治じゃ、この国は、自分の国はどうなるかわからない、って思うから。
何かしなきゃいけないんじゃないかって。
だって先行き不透明すぎるし。
これからどうなんの?みたいな。

でも多分真正面から向かうのを怖がってる。
自分の国はよくなるだろう、どこかの誰かが改善してくれるだろう。
そうやって第三者的目線で頼ってるから、先行き不透明な日本政治を認めたくなくて、考えることが何か恥ずかしいみたいな風潮になりごまかしてしまって、批判ばっかりする。どうすれば、どうしたらいいのかを考えないで。
日本に住んでるのにどこか”日本”という国を客観視している。自分が動いてもかわらないだろうと思っている。関係ないようなふりをしている。





今や国民の80%がネットを使ってるというのに、なんでそれを利用しないのか。
あるものをわざわざ使わないでいるのは本当にもったいない。
流れに逆らうのは別に否定はしないけど、わざわざ逆らう必要はないと個人的に思うし、むしろうまいことそれを使いこなしていったほうが賢明に思えます。

議員のほとんどは高齢者。そして、選挙に行く人たちは高齢者。選挙で叫ばれているのは、高齢者に関連する話。選挙になかなか行かない若者のためにがんばるよりも、そりゃ数の多いほうをとるでしょ。自然な流れ。
でも、この流れでいったらこれから創っていく側の若い人達のことがあんまり考えられていないんじゃないかって。言葉悪いかもしれないけど、「老いゆく人のための政治」になっているのではないか。

今回、ネット選挙運動が解禁になったら、候補者の考えがTwitterとかFacebookページなどのSNSに流れる。そして、フォローした人がそれを見てこの人なら投票してもいいかな…って思ったりするかもしれない。

若い世代が多く使ってるモノへ参入することで、多くの人が候補者がどう考えているか知れる一方で、候補者は、つぶやきの場で人々は今の政治にどんなことを思っているのか、どう考えてるのか、自分は思い込みをしていなかったかとか新たな見解が生まれるかもしれない。隔離されていた選挙運動期間の情報を公開できることで、そういうこれからどうなるかわからない未来が待っているように思います。

ひとつ。もちろん良い面もあるけど、悪い面というかこうなる可能性もなきにしもあらずという不安点が。それは、候補者が投票してもらおうと、気に入られようとするあまり自分の意見の軸をずらしてしまうこと。全員に気に入られるなんてありえないです。もちろん多数の投票がなければ当選はできないけど、だからってその範囲を気に入られようと変なふうに広げようとすると前から自分の考えに共感してくれていた人たちの信頼を失うことになるかもしれないです。ずれるずれないの観点は個人個人の解釈だから見極めが難しいけど、ぶれないでほしいなあと思います。


やってみなわからんこともあります。どこか自分も選挙を他人事のように感じてた節もありました。今回このOne Voice Campaignオンラインイベントに飛び込んでみてよかったなて思います。そのままだったら流れてたこの情報。「あ、こんなんあったなー。」みたいなフローで終わらせてはいけない。立ち止まって一回考えてみる。まずは、このイベントに参加して賛成をしてみようかなと。
きっかけは今あるんだから。
解禁運動、応援してます。

他人事でいたらそれでおしまい。さらーっと流れちゃう。
一回 自分事として考えて見ることが大事だなと。



最後に広報!


・「One Voice Campagin ( http://onevoice-campaign.jp/ )について思うことを学生100人で書く」というオンラインイベントへの参加を希望する方は@hiyokoluv(https://twitter.com/#!/hiyokoluv )までご連絡ください。

・OneVoiceについての詳細は以下をご覧ください。
HP→http://onevoice-campaign.jp/about.html
Facebookページ→https://www.facebook.com/onevoicecampaign
内容について→http://d.hatena.ne.jp/sekirei124/20120515/1337087362 


そして、このオンラインイベントが何かしらイイ意味で世間を賑わすものとなれば幸いです。いやーしかし、全国100人以上の学生が一斉にこのテーマについてエントリーを書いていると思うとワクワクしますね。みんなどんなこと考えてるんだろ。

NAVERまとめにも出るらしいので、また出たら更新します。



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