テレビで見たリアルと自分の目で見たリアル。
全然違うってことを本当に感じました。

今回、春休みに東北に3日間(滞在含め5日)行ってきました。
今まで感じてたものとは一線を画した様相。
『まあ、状況はテレビでやってたのくらいだろう。』

−−ぜんぜん違う。
映像だけだと、その場の空気だとか緊張感、近くにいる人たちの表情をとらえきれない、というか感じられない。テレビを通してしまうと伝えきれない。実感していたのとはまた違った世界。経験するのとしないのとでは何かが違う。
”百聞は一見にしかず”。まさにこのことだなって思った。


また、先人たちの名言、先輩たちからのアドバイス。
毎年どうもおんなじようなことを毎回聞いてるようなきがするんです。

最近は就活がもっぱらだから、「結局は、一社受かればいいんだからな。気を落とさず頑張れ！」とか。

こういうことが起きる理由は、アドバイスを聞く人たちはまだ経験していないからじゃないかなって思う。
先輩とか経験しているからこそ次の世代に向けて、自分を回顧して、こうしたほうがいいよだとかああしたほうがもっと自分のためになるよだとか言ってくれる。

「わかりました！」
と言っても、自分として感覚で分かったとしても、やっぱりその実感がわかない。
だってそれをおこなった自分がいないから。未来の自分のことなんてわからないから。


だからこそ、「今のうちにいろんなことを経験しろ」って言われてる。
確かにそう思うし、経験することで新たな自分の興味が見えてきたり、多方面な人間関係を作れると思う。そう言って成功している人が多いから。

でも、そこにもズレがあって。
そういうことを言える人って、経験したから言えることであって、まだいろんなことを経験していない自分にとってはまだ実感できていないんです。

社会人になってときどきサークルのミーティングに来てくれる先輩は、
「学生のうちはもっといろんなコトして楽しんどけ！社会人になったらそんな時間ないからなー。」って言ってくれます。そこで自分も、ああそうだな、いろんな経験を積んで
んで、社会人になって自分の力でお金を稼ぐようになって多分こう言うと思うんです。

「学生のうちにもっと自分のしたいことしていろんなことしといたほうがいいよ。」

多分この繰り返しじゃないかなと思うんです。

自分のしたいことを若干20歳くらいで見つけられるのが難しい。就職とかを機になにかやりたいことを見つけた人が自分を振り返って過去の自分への後悔とそれを繰り返さないようにして欲しいと思ってアドバイスをしたとしても、その後輩はなかなか実感できないんじゃないかなと思うんです。やりたいことがわからなくて、見つからなくてそのまま就活をして、そこでやっと『自分って何がやりたいんだろう』って考え始める。
自分も何がやりたいっていうのはぼやけて見えるけど、もう少し具体的に見えるくらいまでにはしたいと思っています。



ちょっと関係ないけど、Twitterで見つけた秀逸なツイート(少しうろ覚え)を思い出しました。

”学生時代、「遊んでばっかだった」人はもっと勉強しておけばなあと思う。「勉強ばっかしてた」人はもっと遊んでおけばよかったなあと思う。「両立してた」人はどっちかに絞っておけばよかったなあと思う。「バイト漬けだった」人はもっと学校の人と関わっておけばよかったなあと思う。何を選んだって絶対後悔するんだよ。だから、ね？”

人間って、例えば二手にわかれた道をどちらか選ばないといけない局面に立ったとき、悩んだ末片方の道を選ぶけど、歩み始めた瞬間からもう片方の道に行っとけばよかったなあって後悔するものだと思います。
結局考えてどれを選んだところで後悔はするもの。
経験してみなわからないんです。結局。


また、「経験」という観点から、「1度しかない人生なんだからもっと楽しめよ。」というポジティブな意見の真正面から対立してくるのは、
「1度しかない人生だからこそ、これっきりの人生を投げ出すようなモノに飛び込めない。」っていうのがあると思います。
個人的には前まで後者寄りだったけど、大学に入ってからは前者のほうが成功しているというか、そっちのほうでプラスになった(いい意味でも悪い意味でも)ことが多いです。まだ20しか生きてないし、寿命って80以上くらいまであるし、そう考えると意外と長いなって思うしまだ落ち着くのは早いかなと思います。

「何かわからんけど、とりあえず飛び込んでみる」っていうのも面白いかもしれないなと思いました。最初は尻すぼみしちゃうしむっちゃ怖いけどね。


結局、それを選ぶのは自分自身だし、自分がそれでいいと思うならそれでいいと思うし(「まあ、これでいいや」ってなあなあで決めるのはダメだと思います。)自分なりの人生を過ごせたらいいなーなんて思ってます。おんなじようなことをしている時でも、絶対おんなじことはないはずだから、つまらない、つまらないなんて思わないで違いに気づきながら、周囲にアンテナを張り巡らしながら生活していきます。