WorldShift'12公式ブログにて書いたエントリーの個人的バージョンです。
前回書いた記事のさらに詳しく、というか、少し違った観点から書いたものです。
(詳細はこちら⇒『コラージュ人生を送るために』 )

このWorldShift'12というイベントのスタッフとして参加した理由として、
1.去年のWorldShift KOBEに参加したから
2.『対話』というのがテーマだったから
3.メンバーがすごかったから


があります。
実は、去年の夏にミラツクというNPOの合宿に参加して、「対話」っておもしろいなーと思ってて。違う価値観を踏まえた上で、意見の対立をしないで話し合いが進んでいく。話し合いってどこか利害関係がうまれてしまうものだと思っていたので、かなり新鮮でした。歳もばらばら、職業もバラバラ。つい最近辞めた人から今もバリバリ働いている人まで。そういう人たちと自分の話をしたり、話を聞いたりして、こういう肩書きを持っている◯◯さん、というよりその人自身を見ることの重要さを実感しました。そこで生まれた自分を見つめなおす上でのもやもやとかをいろいろ抱えて帰ったのを覚えています。
こういう体験をしてきて、今回のメンバー募集のときに、やりたいことは「参加者と登壇者みんなで対話をすること」だと言われたとき、
ああ、これはもう一度あのような場所を自分たちでつくれるのかーと思って!
とりあえず後先考えず「やります!」って言ったのを覚えています。
もちろん後悔はないです。
また、前回のWorldShift KOBEにも参加していて、そのとき、学生でこんなにすごいことが出来るのかっていう驚きと、もっと前から知っていればなーっていう後悔も含め、ワクワクするだろうなー!と思って入りました。
そして、入ってみて感じたことは、メンバーの層がとっても厚いこと!デザイナーの人から、フリーペーパーに携わっている人、その他いろいろ集まっているクリエイティブ集団の中で、自分は果たしてやっていけるのか?って思ってました。でも、全然そんなことはなくて、途中から入ったのに暖かく迎えてくれて嬉しかったです。日頃思っていることが似ているような気がして、とても居心地がいいんです。
【*現在もスタッフ募集中なので待ってます!】

今回の自分のシフトは、
「ノーマル」→「コラージュ」
(ちなみに去年のシフトは「3人称」→「2.5人称」でした)
ノーマル(現状維持)からコラージュ(より良くすること)へ。
なんでこのシフトにしたかというと、「ノーマル」でいることが嫌いだからです。現状維持のままの普通の自分で終わるのはすごいもったいないと思うし、つまらない。常に動いて変化していたいと思うし、変わり続けるということをやめたくないです。
話は変わるんですが、実は『安定』って、「常に動き続けること」だと思うんです。変わりやすい今だから、止まっていたらいつの間にか置いてかれる。
これからは、よく認知されている『安定』の1番の意味である「落ち着いていて変動の少ない・こと(さま)」ではなく、2番目の「平衡状態に微小な変化を与えても、もとの状態とのずれがわずかの範囲にとどまること」になってくると思うんです。
平衡を保つためには常に動いていないといけない。そういう意味でも安定するために動いている、変わり続ける必要があるなと感じます。
今ある自分から動いて、そこから何かしらをプラスして、前と違った自分になったり、すこしかわった自分になる。そういうイメージに当てはまる言葉を探していたときにふと「コラージュ」ということばをみつけたんです。
これって自分の言いたいこととおんなじことだなと。
『コラージュ(collage)』
通常の描画法によってではなく、ありとあらゆる性質とロジックのばらばらの素材(新聞の切り抜き、壁紙、書類、雑多な物体など)を組み合わせることで、壁画のような造形作品を構成する芸術的な創作技法のこと。
つまり、
今あるいろんなものを切り貼りして、また違ったものを作り上げるということ
いろんなことしたり、動いたりして、いろんなことからまた、新しく違った考えや、モノをつくれるかもしれない。
同様に、「対話」にも、いろんな価値観の人たちが集まって、あーでもないこーでもないって言いながら結果的にはみんなの意見を摺り合わせて、思いもしなかったコラボレーションが生まれる可能性がある。
そういうのすごい素敵だなと思って。
なので、これを自分のできる、これからしていこうと思う自分なりのワールドシフトにしました。
そして、そのワールドシフトを実行するために自分がこれから何をしていかなければならないか。
【知らなかったことを知る。そして、知ったことを踏まえて考える。】
自分自身も痛感してることだけど、ほんと世界は思っている以上にだだっぴろいです。
初めてインドネシアに行ったときに感じた衝撃は今でも残っていて。自分はほんとうにちっぽけでよわいよわい。
その当時は日本で生きればいいなあーとか悠長に考えていて、外に大きい世界があるということを知らなかった。
今思えば、それは異常にこわいことだなーと。
それって危機管理でもおなじこと。
知らないって怖い』なあーって最近よく思うんです。
いろんな事実があって、それが知らないうちに進んでいること、それがのちのち自分の身に降り掛かってくること、だからって知らなかったでは済まされないことが身の回りにはたくさんあります。
メディアが流す”一次情報”を鵜呑みにして、流されて生きてしまっている世の中が「普通」になっている今、必要になってくるのが、その情報を疑い、本当に正しいのか調べる力です。
これからは、いろんな視点からの情報に触れながら自分のアタマでなんでそうなったのかなーって想像しながら考えてみることが必要になってくると思うし、そうしていかなければいけないと思います。当事者のつもりになって自分ならどうするかなー、どう進んでいくかなーって考えてみる。
自分で判断して自分から世界に入っていく、こうしたらいいのになーっていうのを自分から自分なりに発信していく。
答えの出ない問いを自分なりに出してみる。自分で考えて自分なりに納得したものを見つけていく。
つまり、まずは、自分から変わっていく』ということ。
こういう風に社会にコミットしていく方法だってありだと思うし、そう考えると「自分にできること」って意外とたくさんあります。
自分がやってもなー…、じゃなくて、自分にでもできることはあるんだ!って思って何かしら動いたり、自分の好きな事を世に発信することでも、実は近くのあの人と繋がって新しいコミュニティ、団体ができたりするかもしれない。
いろんなひとがいて。
いろんな感情を持つひとがいて。
いろんな性格、タイプのひとがいて。
おんなじ人なんかいないんだから、すきなことを世界に発信してみようよ。
絶対誰かはいつかは振り向いてくれる。
間違いない。
そして、まずはその始まりとして
対話の場所をつくるイベント、今まで知らなかったことを知れるイベント、
WorldShift’12を開催します。
登壇者の方は今回もかなりアツいです!
  1. 兼松佳宏さん(greenz.jp 編集長)
    マイナスな面が多く取り沙汰されている今の社会の中には、実はこんなに面白い、クリエイティブに社会問題を解決できる仕組み(グットアイデア)があるんだよ、っていうことを、ウェブ媒体を通して紹介するというカタチで配信するプラットフォーム「greenz.jp」の編集長をしてらっしゃいます。
  2. 佐藤慧さん(フォトジャーナリスト)
    自身が東北の出身ということもあって、「ファインダー越しの3.11」の著者としても有名な方。世の中の不条理なことに対して、写真と文章を使って、これからどうしていったらいいのか、また命の価値を伝え続ける気鋭のフォトジャーナリストです。
いろんな人の価値観に触れて、
色んな葛藤を抱えて、
京都五条にあるウエダビルにお越しください。
変わる”ワクワク”をみんなで体感しましょう!
日時 : 2012年11月10日(土) AM11:00~
場所 : 株式会社ウエダ本社 南ビル B1F
     〒600-8191 京都府京都市下京区五条高倉角堺町21番地
     (京都市営地下鉄五条駅より 徒歩5分)
料金 : 学生 当日券 2000円
     一般 当日券 3000円
主催 : Worldshift’12 実行委員会
協賛 : 株式会社ウエダ本社
お問い合わせ : worldshift12@gmail.com
詳しいイベント内容はこちらから↓
https://www.facebook.com/events/424309587630669
他の日程で、12月8日、12月21日にも開催予定です。またまたビックな登壇者が来てくれるそうなので、お楽しみに!



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